宮崎氏、叙勲を受ける

「お大事にね」

平成23年春の叙勲の為に日本に着いた私と妻幸子は先ずは東京の 帝国ホテルに旅装を解いた。7月5日は叙勲伝達日、胸をふくらませ タクシーで定刻までに外務省に着いた。外務省関係の叙勲者は23名と少なく元外国で日本国大使又は総領事を務めた方達が殆どで在外邦人は私を含めて3人でした。私他2名合計3名が旭日双光章でその他は全員瑞宝小授章、瑞宝双光章、瑞宝単光章でした。

外務省で厳粛に勲記勲章の伝達式が行われ。勲章を着服して皇居の「豊明殿」にて天皇陛下拝謁が行われました。「豊明殿」は天皇陛下が外国の元首や貴賓の為に晩餐会を開く豪華な広間です。

私は用意して頂いた車椅子で参加しました。無論中に入ってのは初めてです。673名の叙勲者及び660人の配偶者他各関係省庁の人達で大広間は満員でした。天皇陛下がお出ましになり壇上から参加者全員にお祝いと励ましのお言葉を述べられました。すぐ退場されましたが、その際に先ず車椅子の5人に対しお顔を1フィートの近さで一人ひとりに「お大事にね」とお声をかけられ\ました。5人だけです。私もそのひとりです。私は即座に「有り難う御座います。」と答えました。日本で叙勲を受けて本当に良かった。生涯の良き思い出です。

平成23年春の叙勲 旭日双光章受賞  宮崎マック


2011年7月5日、東京都外務省前での宮崎夫妻。旭日双光章受章後に撮影
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